『 誕生!みんなの庭、まちプラ 』 

去る4月1日(水)市街地無電柱化に続いて、まちのど真ん中に「使い勝手のいいフリースペース」が誕生しました。名付けて『竹田市城下町交流プラザ』。3つのスペースに分かれており、多目的ホールは小規模な集会から大人数(最大60人)の会議や展示会まで幅広く使えます。

またフラットな駐車スペース(21台 身障者優先含む)はフリーマーケットやビヤガーデンなどの屋外イベント広場としても利用出来、コミュニティルームはギャラリーや会議室としてピッタリです。訪れた時はちょうど竹田市在住のキリシタン研究作家&画家 山下りなさんのイコン展「命の風」が開催されていました。

設計は2020Tokyoオリンピック・パラリンピックのメイン会場となる新国立競技場の設計で知られる、日本を代表する建築家 隈 研吾(くま・けんご)氏によるもの。白と黒のモノトーン、竹田を象徴する「竹」が織りなす雲、澄みきった空気と風を感じさせる広々とした「ガラス」の扉。正に新しい竹田 NEO Taketaを象徴しています。さて どう使うか︖は市民のアイデア次第ですよ︕なんちゃって‼

ご利用料金 ・備品の貸出など お問い合わせは営業時間 9︓00~22︓00(最終受付19︓00)休館日 年中無休(年末年始を除く)
ご予約は tel 0974–63–0808

時を同じくして、大分市のOPAM(大分県立美術館)1階展示室Aアトリウムにて「坂 茂(ばん・しげる)建築展」が開催中でお休みを利用して行ってきました。当初の予定は4月24日から6月21日までの開催が、コロナの影響で予定より遅れて5月11日から7月5日の開催となりました。入館の体温のチェック/名前と住所と連絡先を記入、手の消毒・除菌とマスクの着用、間隔をあけての入場は止む終えません。いよいよ展示室へ…。紙を素材としたロール状のポールを組み合わせて曲線を表現したアーチ状の空間は竹工芸の作品をも想像させます。数々のプロジェクトの実物大のモップアップ(模型)とミニチュアが所狭しとひしめき合っています。

坂茂氏は1995年阪神淡路大震災の「紙のログハウス」や「紙の教会」、2011年の東日本大震災時に活用された「避難所用間仕切りシステム」など国内外を問わず災害支援活動も行ってきました。代表作に2010年の「ポンピドウ・センター・メッス」、2017年「ラ・セーヌ・ミュジカル」などがあり世界を股にかけ活躍中の建築家です。2014年には建築界のノーベル賞とも言われる「プリッカー賞」を受賞しています。2015年にオープンした、ここOPAM(大分県立美術館)も氏の作品です。実は坂茂氏は直入町の温泉施設「クアパーク長湯」のデザインと施工を手がけ、竹田とも縁があります。隈 研吾氏による「竹田市歴史文化館(10月オープン予定)」と「竹田市城下町交流プラザ」と坂茂氏による「クアパーク長湯」と日本を代表する2大建築家の建築物は竹田市の自慢の一つになるかもしれませんね︕

①オーパム〇から告知ポスターを臨む

②実物大のポール(紙)を組み合わせる

③モップアップ展示風景

④「クアパーク長湯」の展示コーナー