大いなる父の愛

大いなる父の愛 Y’s Dining BAR

6月3日 早朝7時14分 大分発の日豊線の上りソニック8号に乗りこみ、側にあった月刊誌 プリーズの6月号を手に取り座席に座った。

小倉で九州新幹線 9時11分発サクラに乗り換えて鹿児島中央駅には10時55分に到着予定だ。

何気なくページをめくると駅長&客室乗務員のとっておきのお昼のコーナー 【別府駅長のおすすめ】「Y’s Dining BAR」のパスタランチが紹介されてあった。

えっ?見憶えのある名前…別府の小野自動車のご子息の経営するお店ではありませんか!

イタリアンを愛する駅長のオススメは、若い夫婦が切り盛りするお店で、パスタのほか新鮮な無農薬野菜が評判がいい、さらにシェフの人柄も良いとお気に入りだ。

別府生まれのオーナーシェフ小野さんは、福岡、東京で料理を学び、2年前に帰郷して同店を開いた。

噂の無農薬野菜は、もともと父である小野氏が孫のために家庭菜園で作っていたのを、息子のお店の開店に合わせ畑を拡大し、以来毎朝、愛情を込めて育てた野菜を収穫し、その日のランチに息子が調理するとの事。

なんとジ〜ンと胸が熱くなるお話、縁の下の力持ちと言うかなんて深い父の愛でしょう!

私も小野氏の爪の垢でも〜〜を見習いたい。ミシュランではありませんが、このお話に★★★を差し上げます。ナンチャッテ!

西郷どんの鹿児島を巡る

鹿児島市に降り立つ。何だか空が薄暗い、雨が降っているのか?と思えば桜島の火山灰!上を向くと灰が目に入って痛いほど、道路もクルマも灰色。

こんな状況下で毎日生活してるのかなぁ!私はたまたま新調したパナマ帽とメガネのおかげで難を逃れることが出来ましたが…風向きによってこんな天気も多いようです。

天文館の熊襲亭(くまそてい)さんで きびなごの刺身やさつま揚げ、黒豚の角煮などの郷土料理に舌鼓をうち西郷どんツアーへ。

先ずは、名勝 仙巌園(せんがんえん)を見学、民衆から磯庭園と呼ばれ親しまれていた大名庭園は錦江湾を池に、対岸にそびえる桜島を山に見立てたスケールの大きが圧巻の薩摩藩島津家の当時の隆盛と生業を想わせる別邸です。

薩摩藩28代島津斉彬が鉄製大砲の鋳造の為に築いた「反射炉跡」や大河ドラマ西郷どんのロケにも使用された「御殿」や薩摩ならではの美しいガラス製品の「薩摩切子」や「薩摩焼」を見学した後「西郷どん」大河ドラマ館へ、愛加那役の二階堂ふみと記念写真をパチリ❣

西郷どんは、文政10(1827)年 12月7日 薩摩 に生まれ、明治10(1877)年 9月24日西南戦争にて没するまでの僅か49 年間 を日本中駆け巡り(三度の結婚、二度の島流を含み)正に波瀾万丈の 人生でした。

西郷どんが目指した世の中は、「敬天愛人」天が私も他人も 平等に愛するように、私も自分を愛する気持ちで他人を愛すると言う志。

これこそが今でも人気の秘密かも知れません。もし西郷どんがあの時勝ち残っていたならば、今の日本は違った道を進んでいたのかもしれませんね。

ところで鹿児島県では、灰(火山灰)の事をなんと「へ」と発音します、また蝿(ハエ)の事も「へ」と発音します。
もちろん標準語の屁(おなら)の事も当然ですが「へ」と…。ゴミと一緒に、溜まった火山灰を回収する袋は「へぶくろ」って言うんですよ。
なんか昔、ブーブークッションって流行りましたね〜!えっ知らない…それは、それは、失礼しました!